きっかけはシロアリ被害!
建替え前の家は昭和47年に建てられたもので、20数年前に中古で購入して住んでいました。入居時に行った床の張替えを含め、リフォームは計3回行いました。経年劣化で必要になった箇所はそれなりに費用をかけて手を入れていました。お庭や外回りも友人に協力してもらいながら自分たちで好みの家にしていましたから、愛着もあって建替えるという考えはありませんでした。4度目もリフォームの計画でこれまでお願いしてきた大工さんと話を進めていましたが、ちょうどその頃に家族の病気が判明し、延期になってしまいました。その後、しばらくは家のことを考える気持ちにはなれず、リフォームは保留のままでした。
一度保留にしていたリフォームが再燃したきっかけは、雨戸の戸袋でネズミが毛繕いをしているところを見てしまったことです(笑)。ネズミが頻繁に家の中へ出入りするのになかなか侵入経路が見つからず、途方に暮れていたところ戸袋からの経路が発覚。侵入口を塞ごうと戸袋を壊すと今度はシロアリ被害が見つかりました。家のことから離れていた気持ちがネズミやシロアリの被害によって動かされることになりました。友人からの誘いもあり、これまでの大工さんだけでなく、新しいところも含めて再検討することになりました。
素敵な染の古布や骨董家具が自然に馴染むリビング入口。
懐かしい趣のあるキッチン。丁度良い奥行の収納棚は一目で何があるかわかります。
キッチンとダイニングから出入りできるパーゴラ付きのデッキ。
ゆっくり寛げるようダイニングのテーブルと椅子は少し低めにしつらえているのだそう。
南道路に面したお庭。庭木が程よいスクリーンになってくれます。
玄関アプローチにも緑が溢れています。
植物が大好きと語るI様。自然に見えるお庭は、樹木や草花を大切に育てているからなんですね。